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(
2023-12-08
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アイテム情報
書名
南都名所集 10巻 (存9巻)
巻号次
巻第3
書名ヨミ
ナント メイショシュウ
著者
太田, 叙親
村井, 道弘
刊年
1675
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[延宝3(1675)序]
形状・法量
9冊 ; 26-28cm
注記
和古書につき記述対象資料毎に書誌作成
書名は目首ほかによる
巻1が欠本
巻2、巻5、巻7の目録部分の1丁が欠
表紙は藍色、巻7の表紙は後世のもの
巻2、巻3、巻7に破損あり
巻2: 裏打ち補修あり
刊本
和装. 袋綴じ
箱入
解題・関連資料等
巻第1: 奈良京・三笠山・春日野・春日大社あたり
巻第2: 東大寺・手向山
巻第3: 興福寺院内各堂塔配置伽藍
巻第4: 薪能・猿沢池・野田・白毫寺・鹿野園・忍辱山
巻第5: 元興寺・極楽坊・十輪寺・頭塔など町内の寺
巻第6: 新薬師寺・率川社・大宿所・佐保川・般若寺・眉間寺
巻第7: 北山方面・興福院・不退寺・海竜王寺・法華寺・西大寺・秋篠寺・菅原寺・唐招提寺・薬師寺・大安寺など、奈良町周辺の寺院
巻第8: 帯解寺・菩提山・人丸塚・在原寺・桃尾山・竜福寺・布留明神・内山永久寺・釜口長岳寺
巻第9: 三輪明神周辺・長谷寺・岡寺・安倍文殊院・橘寺・吉野山・笠荒神・室生寺
巻第10: 霊山寺・竹林寺・生駒山・矢田寺・松尾寺・法隆寺・竜田明神・信貴山・当麻寺・額安寺・香具山・久米寺・壺坂寺
延宝3年(1675)刊。10巻10冊。太田叙親と村井道弘の共編。大和の地誌としては成立が早い。
巻1~6まで奈良のことだが巻7以後の4冊は奈良を離れ、広く大和一円の寺社を叙述する。
村井道弘は序文の中で、叙親が資料を集め、あらまし作ったものに、自ら選んで「古歌ある方には古歌をあらはし、しりへに愚の句をつゞる」と記す。
太田叙親の経歴は不詳だが、『
奈良坊目拙解
』 の船橋町の項によれば、道弘は奈良の人で承応元年(1652)生まれ、北村季吟に師事し、俳書「赤紫」と 「
南都名所集
」を著し、正徳6年(1716)に享年65歳で歿したという。
挿絵は121図と多い。巻1から巻4までは比較的人物を大きくし、顔つきもふっくら、巻5は人物は大きく、肩のあたりが角張る。 巻6以下は人物の大きさと全体のバランスがとれている。 本書は、道弘を中心とした奈良の人々によって出版されたのであろう。 挿絵の作者も同一人とすべきではなく、奈良の地方画家の手になるものであろう (
『近世文学資料類従』古板地誌編14
の解題)。
本館所蔵本は、巻1が欠本、巻2、巻5、巻7の目録部分の1丁が欠。巻2、巻3、巻7に破損がある。表紙は藍色、巻7の表紙は後世のもの。
活字本は
『近世文芸叢書』第2巻
所収。
平井 良朋 「大和の書物 (4) 南都名所集」
『月刊奈良』 23巻11号 11月号
平井 良朋 「近世奈良地誌小考 (1)」
大和文化研究, 第9巻8号通巻第76号
008 南都名所集 10巻 (存9巻)
002 奈良坊目拙解 15巻
件名
奈良県 -- 紀行・案内記
請求記号
291.65-ナント-2
資料ID
151260885
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
ふるさとコレクション
008 南都名所集 10巻 (存9巻)
NCID
BA53485091
DOI
10.20731/100313984