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2023-12-07
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アイテム情報
書名
奈良坊目拙解 15巻
巻号次
巻第7
書名ヨミ
ナラ ボウモク セッカイ
別書名
平城坊目拙解
著者
村井, 古道(1681-1749)
出版者
[書写者不明]
出版地
[書写地不明]
出版日付
[江戸中後期]
形状・法量
15冊 ; 24cm
注記
和古書につき記述対象資料毎に書誌作成
巻頭「平城坊目拙解巻第一」「奈良坊目拙解巻第二(三・五-十三)」
目首「奈良坊目拙解巻第二(-巻第十四, 巻拾五)目録」
自序末に「享保十五庚戌年仲冬良辰 無名園古道輯」とあり(著者は自序より)
写本
和装. 袋綴じ
3帙
解題・関連資料等
15巻15冊。無名園古道、俗名村井勝九郎(1681~1749)の著。
古道は奈良の東城戸町に「
南都名所集
」 を著した村井道弘を父として生まれ、後西城戸町に居を移す。外科医を業とし、傍ら地誌に情熱を注ぐ。
関係著書は十余冊。本書は35年を費やし、享保20年(1735)に完成した漢文の地誌。
編纂の動機は、巻頭の自序によれば「世々南都名勝記累本梓に行ふ者すくなからすといへとも只寺社の濫觴古跡名産の由来而にして四民居所の町名を不記」 とあるように名所案内記類には奈良の町民が居住する町々の記述がないことへの不満からであった。
その内容は南都七郷より説き起こし、市内各町々の境域隣接地、町名由来、寺社堂塔の由来、町内の古伝、現況及び家数人口等を約200種の古典書目より引用傍証。 奈良市内坊目について記述された書物の中ではもっとも内容豊富で、信ずべきものが多く、文献口碑による考証を主とした奈良の本格的な地誌 (
金井寅之助「「誹諧今宮草」の編者無名園古道」
『天理大学学報』4巻1号第8輯 所収)。
『
大和人物志
』や『国書総目録』に本書の著者を平松古道とするのは誤り。
自筆稿本は15巻14冊で天理大学保井文庫蔵。本書はその写本。
活字本は『
奈良市史編集審議会会報 1
』所収。
平井 良朋 「大和の書物 (16) 奈良坊目拙解」
『月刊奈良』 25巻1号 新年号
平井 良朋 「近世奈良地誌小考 (3)」
大和文化研究, 第11巻11号通巻第103号
008 南都名所集
件名
奈良県 -- 歴史
請求記号
216.5-ナラホ-7
資料ID
151260784
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
ふるさとコレクション
002 奈良坊目拙解 15巻
NCID
BA53425555
DOI
10.20730/100313978