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図書情報館
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162
件
(
2023-09-29
13:15 集計
)
アイテム情報
絵図名
寧楽古今之図
刊年
19--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[明治20年代]
形状
軸 ; 75×50cm
解題・関連資料等
平城京を地図上で示した淡彩色の軸装の図で、題辞は明治22年~同27年まで奈良県知事を勤めた小牧昌業、和歌は国学者の黒川真頼の署名がある。 図中の倶楽部は同21年建設された銀行集会所の奈良倶楽部、荒池は、同21年に三条町・杉ヶ町・大森町の灌漑用として築造したもの。 三条には停車場と郡山方面に線路が描かれているので、奈良―王寺間が開通した同23年12月以降の景観である。 また、県庁が興福寺東金堂の北にあるのは同20年~28年の間である。帝国博物館は、同23年2月に博物館敷地が官有地となり、同25年2月起工式が行われ、同27年12月に完成する (『
奈良公園史
』)。 図中には、帝国博物館と記入するが、建物は描かれていないので、同25年前後の作成であろう。 北は秋篠寺から佐保山の丘陵地帯、東は奈良町から春日山・高円山まで、南は郡山城から古市・藤原まで描く。 平城京は、東西各4坊と南北9条に北辺2坪を加える。条坊大路は太い朱線、坪界線は細い朱線で示し、朱雀大路条坊大路の現在の比定地と地形に残る状況を記入する。 また、図の左右には、平城京と縁のある天皇陵6陵を描き、図の下には「春日神社社頭・東大寺境内之真景」と題する鳥瞰図を配置する。
注記
淡彩色
請求記号
T-3-171
資料ID
556007976
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図