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(
2022-08-08
19:39 集計
)
アイテム情報
刊年
1894
出版者
筒井梅吉
出版地
[奈良]
出版日付
明治27[1894]
絵図名
奈良市街名区古蹟図 附順路案内記
形状
1枚 ; 51×68cm
内容注記
明治27年発行の奈良市街名区古蹟図で、西は三条口、東は芳山、南は紀寺口・綿町口、北は雍良峰まで描く。帯紙には、五峯隠士著作、寧楽二書房発兌とあるが、奥付によると、著作者は塚田武馬、印刷兼発行人は筒井梅吉と阪田一郎の合版図である。帯紙に記す「附順路案内記」は、地図の周囲に三条口の奈良ステーションに近い開化天皇御陵から詳細に記す。また、橋本元標からの各地名所路程表(48カ所)も載せて利用者の便を計る。市街図に記入する帝国奈良博物館は同27年竣工。奈良県庁は同28年竣工で、本図発行時は工事中である。旧奉行所趾に山林苗圃とあるのは、奈良県山林局育苗園にしていたからである。奈良郡役所は同16年に興福寺金堂から当地に移転したもの。奈良県監獄署は同23年に奈良監獄を改称。北円堂の西隣の英和学校は同20年開校、同34年廃校となっている。中辻学校は同32年西木辻町に移転して済美小学校と改称。現在の依水園の所には奈良布調布場と記す。当時水門には吉城川の水を利用する晒屋があり、大正の中頃まで営業していた(『
大和百年の歩み
』政経編)。中筋町に見える「米コク市場」は同27年開設の奈良米穀株式取引所のことであろうか(
奈良の近代史年表
)。
注記
色調:モノクロ
請求記号
T-3-167
資料ID
556007536
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所