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2023-06-01
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アイテム情報
絵図名
大和五郡大絵図
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
元禄10~12年頃
形状
1枚 ; 136×120cm
解題
十市・高市・忍海・葛上・宇智の手稿五郡図。図中の神保主膳は元茂(藩主在任天和2~延享2年)、多賀又四郎は常之(延宝2~宝永4年)、 平野丹波守は長政(寛文9~元禄13年)なので、天和2年(1682)から元禄13年(1700)の作成となる。 一方、植村右衛門佐は、家貞(慶安3~貞享4年)か家敬(元禄9~享保16年)なので、家貞とすれば天和2年から貞享4年(1687)、家敬とすれば元禄9年から同13年の作成となるが、 薬水村が高市郡内にあるので、絵図改で吉野郡に所属替えになる同12年以前となる (『
奈良県の地名
』)。 幕府が行った国絵図の改訂のとき、大和は、元禄10年(1697)に郡山藩の本多忠常と高取藩の植村家敬が絵図元になり、同15年に献上している (川村博忠著『
国絵図
』)。 紀伊との境の待乳越の所に「郡山より国境迄拾里拾三町十間」とあるのは、郡山藩との関係を窺わせる。 元禄12年「
大和国大絵図[T-3-146]
」(本館所蔵)には、 紀伊国境に国境記載はないが、本図には記載があり補完関係がある。 また、郡境が墨引きで、村名と石高を記入し、領主・領分の区別がないのも、元禄国絵図の記載と共通し、元禄10~12年作成の元禄国絵図の下絵図と思われる。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-3-164
資料ID
556007103
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図