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(
2022-08-08
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)
アイテム情報
刊年
1902
出版者
川上乾一
出版地
[出版地不明]
出版日付
明治35[1902]
絵図名
大和紀伊及攝河泉名所案内図第5回内国勧業博覧会記念
形状
1枚 ; 38×53cm
内容注記
明治35年に発行された、石版の大阪、和歌山、奈良県名所案内図。著者は清水吉康、発行者は川上乾一、印刷兼発行所は田村豊盛堂。「大和紀伊及摂河泉名所案内図」と銘打ち、伝統的な鳥瞰式名所案内図となっている。明治36年3月1日から同年7月31日まで大阪天王寺で開かれた「第五回内国勧業博覧会紀念」として発行。内国勧業博覧会は政府の殖産興業政策の一環として開催され、第五回内国勧業博覧会は、153日間の期間中の来観者数435万余人を数え、内国勧業博覧会中最大規模のものであった(「国史大辞典」)。図中にも天王寺の所に「第五博覧会場」と記す。難波駅に「堺ヲ経テ和歌山及ヒ高野ニ至ル」、湊町駅に「奈良ヲ経テ名古屋及伊勢ニ至ル」、汐見橋駅に「堺ヲ経テ河内長野ニ至ル」、網島に「北河内ヲ経テ山城、加茂ニ至」とあるのは、博覧会の来観者向けの列車案内であろう。西は安治川口から大浜、和歌の浦までの海岸線を描き、東は、月の瀬梅林や、若草山、春日山、高円山、大和富士(額井岳)、多武峯、金峯山、大天井岳、山上嶽の山々を描く。堺、和歌山、奈良の市街の内、奈良の市街の鳥瞰図が大きく描かれているのは、大阪の奥座敷として奈良への観光が多かったからであろう。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-3-159
資料ID
556007098
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所