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2023-12-05
08:34 集計
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アイテム情報
絵図名
大和國真弓山長弓寺[扇面図]
絵図名ヨミ
ヤマトノクニ マユミサン チョウキュウジ センメンズ
絵図別名
大和国真弓山長弓寺[扇面図]
刊年
18--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[明治20年代]
形状
1枚 ; 23×52cm
解題・関連資料等
欠年だが、明治20年代の石版の長弓寺境内扇面図であろう。 長弓寺は、真言律宗の寺院で、上(かみ)の集落から富雄川沿いに高山街道を北上した東の山懐にある。 本堂は弘安2年(1279)の建立で、細部は和様を主体に大仏様・唐様をまじえた、鎌倉中期の典型的な遺構である(国重要文化財)。 享保年間の「大和郡山藩郷鑑」によると、境内は東西6町、南北4町で、坊舎20軒(内10軒は坊舎がない)という。 本堂上り口の右側には、上村の氏神で、長弓寺の鎮守社である牛頭天王社(伊弉諾神社)があり、総門の前に大鳥居があって、長弓寺境内を総括する。 神主は、寺僧の一臈が勤めていた。 正徳5年(1715)の長弓寺年中行事には、修正会、修二会、常楽会、如法経会、若宮祭礼、大宮祭礼などが見える。 図中には、「旧鎮守牛頭天王」とあるので、明治元年(1868)の神仏分離令以後の絵図であることがわかる。 坊舎は、薬師院、円生院、宝光院、法華院が見え、断絶した坊舎として西福院趾、真言院趾が記入されている。 長弓寺の東の真弓塚は、一説には饒速日命の弓矢を埋めたところとも、聖武天皇が弓をもって本尊の十一面観音像を刻み、その木屑を埋めたところともいう (
「大和志料」上巻
)。
注記
モノクロ
請求記号
T-3-156
資料ID
556007095
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院