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2023-10-01
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アイテム情報
絵図名
ならめい志よゑづ
絵図名ヨミ
ナラ メイショ エズ
刊年
17--
出版者
絵図屋庄八
出版地
奈良大佛[前]
出版日付
[幕末頃]
形状
1枚 ; 29×46cm
解題・関連資料等
絵図屋庄八が幕末頃出版した奈良名所案内図。北を上にして東大寺大仏殿を大きく描き、西に興福寺、東に二月堂・手向山八幡、南東に春日社、南西に猿沢池などを配置。 名所の位置関係は分かるが、距離は正確ではない。元興寺の塔や観音堂、般若寺文殊堂も実際の距離より近接して描く。 図中に東大寺大仏殿と興福寺の講堂・金堂・中門・南大門を描くので、大仏殿の落慶大法要が行われた宝永6年(1709)頃から興福寺が焼失した享保2年(1717)正月までの景観である。 しかし、『
奈良大仏前絵図屋筒井家刻成絵図集成
』(奈良大学総合研究所)所収の 「ならめいしょゑづ」のうち、筒井正夫家蔵には、細工人中沢嘉兵衛の筆で「弘化二年十二月新調之」「嘉永五年十一月新調之」「嘉永七寅年二月」とあるので、 本図も幕末の出版と見られる。 存在しない堂舎を描くのは名所にイメージを与えるためであろう。 なお、「大和一国めいしょきうせきハ、大和めいしょきニことごとくかきしるしあり」と記し、大和名所記を推奨。 吉海直人氏は、元興寺の塔が安政6年(1859)2月に焼失しているので、本図を「安政六年以前刊」とされている (「「絵図屋庄八」について : 近世以降の奈良出版文化史管見」同志社女子大学学術研究年報44-4)。
注記
モノクロ
請求記号
T-3-135
資料ID
556007072
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所