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2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1891
出版者
阪田一郎
出版地
[奈良]
出版日付
明治24[1891]
絵図名
奈良名所細見図
形状
1舗 ; 28×38cm
内容注記
阪田一郎が、明治24年(1891)に出版した奈良名所案内図。表紙には「大和奈良名所細見之図 全」とあり、内題に「奈良名所細見図」と記入。石版か銅版による作成。阪田は奈良の書肆購文堂の主人で「
大和全国地図
」や「
大和分郡里程図
」も上梓。一部に彩色がある。明治の景観として、奈良県庁・郡役所・裁判所・クラブ(奈良倶楽部)が見え、右手前に「ステンシヨ」とあり、煙が出ている煙突がある。これは、奈良駅とそこを通る汽車の煙突を描いたもので、明治23年12月27日に奈良~王寺間をはじめて陸蒸気が走って間もない頃である。また、雲形には、南円堂の藤、佐保川の蛍、雲井阪の雨、三笠山の雪、轟橋行人、東大寺の鐘、春日野鹿、猿沢池の月の南都八景を詠んだ和歌を載せる。本図には、名所に番号が付けられているのが特徴で、1采女社、2サル沢池、3児観音十三かね、4雪消沢、5、官幣大社春日本社、6、三笠山、7水谷社、8、若艸山、9、八幡宮、10、三月堂、11、二月堂、12、東大寺鐘、13、東大寺大仏殿、14、南大門、15、八重サクラ、16、花の松、17、五重塔、18、金堂、19、南円堂となっている。この番号は奈良見物の順覧コ-スを示すもので、名所順覧コース案内図として出版したものであろう。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-2-108
資料ID
556007045
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所