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2022-08-18
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アイテム情報
刊年
1735
出版者
[誉田屋伊右衛門]
出版地
[大坂心斎橋]
出版日付
享保20[1735]
絵図名
大和国細見図
形状
1舗 ; 147×103.5cm
内容注記
誉田屋伊右衛門が、享保20年(1735)に中村敢耳斎の作、榕山戈舂堂の校合、高木幸助の画、古川忠兵衛の彫刻で出版した大和国絵図。『
享保以後大阪出版書籍目録
』によれば、作者は大和の関屋村住人。一部に彩色。北を上にし、右上に「大和国細見図」と記入。村名などは南を上にして表記するものが多い。郡名や在郷町は四角で囲って表示し、城は二重線で囲い、大和国内の村名は〇印を付けて表記。郡境は実線、道は二重線、川は二重線の中に鱗状の模様を入れ、神社や寺院は社・堂舎などを立面で描く。名所旧跡のうち「法隆寺」「三輪明神」は特に大きい。「山上蔵王堂」と周辺の「篭所」「護摩所」「行山」「釈迦嶽」「イナムラガ嶽」「行者場」「平等石」など細かく記載。奈良は、大仏・二月堂・新薬師寺・元興寺・興福寺・南円堂など記入する。「国中名所」「国中土産」「南都ヨリ道法」を載せ、名所として南都・春日山・法隆寺・當麻寺・金剛山・三輪山・長谷寺・多武峯を掲げる。なお、享保版は、正保の幕府撰大和国絵図の情報が摂取されたという(磯永和貴「江戸幕府撰大和国絵図の現存状況と管見した図の性格について」『
奈良県立民俗博物館紀要
』16号、小田匡保「大和国絵図諸本の系譜について」『
歴史地理学
』45-5)。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-2-106
資料ID
556007043
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図