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2023-09-25
23:21 集計
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アイテム情報
絵図名
奈良名所東山一覧之圖
絵図名ヨミ
ナラ メイショ ヒガシヤマ イチラン ノ ズ
絵図別名
奈良名所東山一覧之図
著者
岡田, 春燈齋 (弘化-万延頃)
刊年
18--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[幕末期]
形状
1枚 ; 10×16cm
解題・関連資料等
岡田春燈斎の作で、微塵銅版による幕末期の奈良名所案内図。前景に元興寺・猿沢池・興福寺、後景に二月堂・手向山・若草山・春日山・三笠山・春日本宮を 配した名所鳥瞰図である。竪10cm横16cmの小紙面に銅版画で細密に描く。春燈斎は、京師仏光寺柳馬場東に住む銅版画家で、名は義房、通称磯七郎、龍泉の別号があり、 堂号を水月堂と称した。彼の初期の銅版画は弘化年中(1844~47)のもので、万延元年(1860)までの作品は見られるが、以後の作品は残っていないので、 明治維新前に没していたらしい(西村貞著『
日本銅版画志
』)。 本図も維新前の景観を示しており、安政6年(1859)2月28日に焼失した元興寺五重塔が描かれている。 春燈斎の銅版画は司馬江漢以来の洋風画表現ではなく浮世絵風の特徴をもち、針の細密描写による日本画風銅版画である。 特に春燈斎の属する上方の玄々堂一派は、微塵銅版と称して刻線の細密を極め、虫眼鏡で眺める小作品が多い。 本図に記す名所や文字も虫眼鏡がなければ分かりにくいが、点景人物は細部まで描かれている。 しかし、多くの名所を小紙面に収めるために、元興寺や氷室社のように実際の位置関係と異なる配置になっているところもある。
注記
色調: モノクロ
銅板
請求記号
T-2-103
資料ID
556007040
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所