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2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1864
出版者
ゑづ屋庄八
出版地
[奈良]
出版日付
元治1[1864]
絵図名
和州奈良之絵図
形状
1舗 ; 47×63cm
内容注記
絵図屋庄八が、中沢八兵衛の彫刻で元治元年(1864)に発行した奈良の名所案内図。天保15年(1844)の「
和州奈良之図
」の改訂版。宝永版・安永版の東を上にした縦長図に対して、横長図に改めた
天保版
を踏襲し、サイズは少し大きくする。南都七大寺の寺院名や奈良八景の名所旧跡を列記し、春日大宮御祭・同若宮御祭礼・薪能・二月堂・大仏殿の説明を付け、羅針盤をかたどった円形を12の方角に区切り、奈良の橋本町からの里数を記入。大仏殿の左に「円聖武天王御勅願所也、御たけ五丈三尺五寸、御堂高サ十五丈六尺、東西卅二間南北二十八間、くわいろう東西九十間南北百間也、但南向」と記す。西大寺・法隆寺・小泉などを実際の距離よりも接近して示し、里数を注記して相互関係を表すなど、宝永版・安永版より名所案内用の地図としての利用度を高めている(西田與四郎「奈良の古地図」『
奈良叢記
』所収)。一方、
天保版
では、下段(西)に主要な地域への道程や南都七大寺を列記していたが、左側に絵図以外の情報をまとめ、絵図の東西の紙幅を広くしている。また、合羽刷りで奉行所・代官所跡・僧坊・寺院などに黄色、名所名や主な寺社の建物に赤色の彩色を施す。
明治12年の改訂版
もあるので好評であったらしい。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-2-101
資料ID
556007038
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図