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2023-10-01
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アイテム情報
絵図名
月瀬嵩尾山長引梅渓真景之圖
絵図名ヨミ
ツキセ ダケ オヤマ ナガビキ ウメダニ シンケイ ノ ズ
絵図別名
月瀬嵩尾山長引梅渓真景之図 / 梅渓真景之圖 / 梅渓真景之図 / 梅渓真景之圖 : 月瀬嵩尾山長引 / 梅渓真景之図 : 月瀬嵩尾山長引
著者
暁, 鐘成(1世 1793-1860)
松川, 半山
刊年
1858
出版者
柳原喜兵衛, 鹿田清七 / 鍛冶屋兵藏
出版地
浪花 / 和刕月ヶ瀬
出版日付
安政5[1858]
形状
1枚 ; 37×51cm
解題・関連資料等
柳原喜兵衛・鹿田清七・鍛冶屋兵蔵が、安政5年(1858)に出版した松川半山画、暁晴翁述、井上治兵衛彫刻による月ケ瀬梅渓図。 名張川が、V字形の渓谷を刻みながら月ケ瀬村を西流。この付近では五月川とよばれ、渓谷の両岸には古くから梅が多い。 梅の実の果皮をいぶして干した烏梅は、薬料や染料に用い、月ケ瀬の各村の貴重な財源であった。文化・文政(1810~1830)ごろには十万本近くあったという。 早春の頃には、梅花の里と化し、五月川の深い渓谷を見下ろし、両岸の奇岩怪石と相和す月ケ瀬梅渓として知られた。 文政2年(1819)伊勢山田の学者韓聯玉が来遊、 十年後の文政13年斉藤拙堂が「
月瀬記勝
」でここを賞揚し、 翌年来遊した頼山陽も絶賛。一躍天下に梅溪の名声が知れわたる (『
月ケ瀬村史
』)。 本図は、名張川南岸から梅溪を眺め、月瀬を中央下に配置し、右手に嵩村、名張川の北岸右手には尾山村・長引村集落が見える。 両岸には満開の梅を描き、「梅はやし」「此辺尤多し」「一日千本」「見かへり千本」「万本梅」などの見所を記す。「安政五年初冬改正」とあるので再版であろう。 半山は浮世絵師で、関西各地の名所絵図や風俗絵本を残し、晴翁は読本作者で、百十余種の著作物がある (『
日本古典文学大辞典
』)。
注記
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
奥付に「浪花書林 柳原喜兵衛 鹿田清七」「和刕月ノ瀬 鍛冶屋兵藏」 (刕は刀の下に刀の姿形書換字) とあり
枠外に「安政五午年 初冬改正」とあり
枠外に「彫刀京師 井上治兵衛」とあり
色刷
請求記号
T-2-99
資料ID
556007036
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所