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2023-06-01
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アイテム情報
絵図名
和州南都之圖
作者
山村, 左門
刊年
1778
出版者
渋川清右衛門 / 柳原嘉兵衛
出版地
大阪心斎橋筋順慶町 / 大阪心斎橋筋南久太郎町
出版日付
安永7[1778]
形状
1舗 ; 66x44cm
解題
渋川清右衛門・柳原嘉兵衛が、安永7年(1778)に発行した木版墨刷りの奈良絵図。 表紙には「和州南都絵図全」、図中に「和州南都之図」と記す。 『
享保以後大阪出版書籍目録
』によると、 出願は6月で、出版許可は9月2日、作者は山村左門、版元は河内屋喜兵衛。大きさは
宝永図
の約半分に縮められ携帯に便利にしている。 本図の範囲は、東は「忍辱山」、南東は「ろくやおん」、南西は「郡山・やた寺」、西は「とみれうせんじ」、北西は「あきしの寺」、北は「ならさか」辺まで。 東を上にし、町屋の部分は寛文・
宝永図
が墨色で充填しているのに対して白ぬきにする。 町名は道路中に示すが、南北通り沿いの町名の記載方向が横書きではなく、三条通りを境にそれより北では南を上に、南では北を上にした縦書きにしている。 寛文・
宝永図
では 興福寺と東大寺の僧坊は、図中の屋敷に符号を付けて余白に僧坊名を一覧にしているが、本図は僧坊の一覧はなく、 そのかわり八景・陵墓・名所并名木・土産・南都ヨリ行程などを記載。
宝永図
よりも春日社・東大寺大仏・興福寺の建物を大きく描き、 猿沢池畔の「ミや」に「うねめ」と註記し「きぬかけやなぎ」を加え、奈良遊覧の便宜を図っている (
西田與四郎「奈良の古地図」
『奈良叢記』所収)。
「和州南都之図」宝永6(1709) [T-2-92]
「和州南都之図」安永7(1778) [T-2-97]
「和州奈良之図」天保15(1844) [T-1-70]
「和州奈良之絵図」元治元(1864) [T-2-101]
「和州奈良之絵図」明治12(1879) [T-2-102]
注記
色調: モノクロ
版元は河内屋喜兵衛
請求記号
T-2-97
資料ID
556007034
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図