奈良県立図書情報館 まほろばライブラリー検索
検索トップ
図書情報館
このアイテムのアクセス数:
921
件
(
2022-08-08
20:16 集計
)
閲覧可能ファイル
翻刻を表示
アイテム情報
刊年
1782
出版者
塩屋(高橋)平助
出版地
大坂
出版日付
天明2[1782]
絵図名
大和めぐり道法絵図
形状
1枚 ; 42×53cm
内容注記
和州八尾新町の本屋清蔵、京都の小川多左衛門、大坂の高橋平助・柳原喜兵衛が天明2年(1782)に板行した大和巡り道中図。『
享保以後大阪出版書籍目録
』によると、大坂町奉行所には、板元は塩屋(高橋)平助で出願。作者は和州新ノ口村の藤本庄司と記す。近世の参詣人は、伊勢参宮が第一の目的なので、大和の寺社への参詣は、伊勢参宮の後に行われる。その中心は、興福寺・春日社・東大寺などの奈良への参詣であった(山田浩之「近世大和の参詣文化」『神道宗教』46)。このため絵図の中に「南都」を大書して奈良からの道法を示す。また、姉妹編の奈良の図があることを注記する。宿場は二重線、村里は一重線の四角で囲み、名所の寺社は丸く囲み、大道は二重線、間道は実線で示し、旅行に必要な村里名以外は記さないことで簡便な案内図にする。二重線で示す大道は、東の南北道が上街道(古代の上ツ道)、その西の南北道が中街道(古代の下ツ道)である。東西線では、北から暗峠越大坂街道、竜野越大坂街道がある。その南の国分越大坂街道と竹内越大坂街道では、高田から八木・桜井を通り、東へ行くと青越伊勢街道、伊勢本街道(参宮道)に分かれる。また、吉野川の北側に沿って紀州街道(高見越伊勢街道)が通る。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-1-78
資料ID
556007015
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所