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2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1777
出版者
ゑづ屋庄八
出版地
[奈良]
出版日付
安永6[1777]
絵図名
いせ大和まハり名所絵図道のり
形状
1舗 ; 44×54cm
内容注記
この絵図の右下に「なら大仏ゑづや庄八板」とあるので、江戸時代中期から東大寺大仏殿西側に居住し、奈良の名所巡りのための解説冊子や絵図、絵はがき、地図などを版元として出版、販売していた絵図屋(井筒屋)庄八家の刊行であることがわかる。近世には名所見物が盛んとなり、「伊勢講」と呼ばれる講を組織し、集団で伊勢参りを行ったし、「御蔭参り」と称する60年に一度の熱狂的な伊勢参りも流行。大和の人々はもちろん他国の人々も大和国内の街道を行き来した。本図は、近世の大和の名所を中心に京都・伊勢・高野山巡りの道筋を記したもの。■印で大和を中心に10ケ国の国名を記入し、大坂城・名古屋城など10の城を絵で示している。街道の道筋には宿場名を▲印で示し、各宿場間の距離を記し、神社は鳥居で、名所は丸印で示している。この「いせ大和まハり名所絵図道のり」は安永6年(1777)の後、寛政元年(1789)、文化6年(1809)、天保11年(1840)、嘉永2年(1849)にも再版や改刊が行われ(吉海直人「「絵図屋庄八」について」『同志社女子大学学術研究年報』44-4)、携帯用で分かりやすい表記が好評であった。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-1-64
資料ID
556007000
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所