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(
2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1812
出版者
ゑづ屋庄八
出版地
[奈良]
出版日付
文化9[1812]
絵図名
[西国三十三ヶ所めぐり絵図]
形状
1枚 ; 62×70cm
内容注記
奈良の絵図屋庄八が文化9年(1812)に出版した西国三十三所道中図。図柄は当館所蔵の文政6年(1823)の「
西国巡礼道中図
」と同じもの。)
筒井家(絵図屋)史料目録
によれば、宝暦4年(1754)の「西国三十三所巡礼道法絵図」が一番古く(
『奈良市歴史資料調査報告書』15
)、同じ図柄を嘉永年間まで何回も発行しているので、好評であったことがわかる(吉海直人「絵図屋庄八」について」『同志社女子大学学術研究年報』44巻、奈良大学総合研究所編『
奈良大仏前絵図屋筒井家刻成絵図集成
』)。絵図屋は、近世後期の旅行の流行のなかで、道案内と土産物と兼ねた手軽な奈良名所案内や絵図を刊行していた。本図は、伊勢山田を出発して一番札所の紀伊那智山(青岸渡寺)から三十三番の美濃谷汲山(華厳寺)までの巡礼道を示し、国名と札所は黒地に白抜きの文字で記入。宿には▲印を付け、宿場間の距離を記し、三十三所観音霊場以外の名所参所は〇印で示す。「じゆんれい道のり」の一覧表には各札所の道のりを列記し、「なち山よりたにぐみまて道のり合てニ百三十ニり余」と記す。讃岐の丸亀から大坂・高砂までの航路や東海道の宮から桑名までの舟での道のりが書かれ、四国や東海道方面からの旅行者にも配慮している。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-1-61
資料ID
556006997
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所