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2023-09-28
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アイテム情報
絵図名
吉野山之図
絵図名ヨミ
ヨシノヤマ ノ ズ
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[江戸期]
形状
1舗 ; 135×98cm (折りたたみ25×17cm)
解題・関連資料等
吉野山は、大峰山脈の北端をなし、吉野川の左岸に位置する。青根ケ峯から西北に続く尾根の総称。尾根のほぼ中央、標高364mの高台に金峰山寺本堂の蔵王堂がある。豊臣秀吉は、文禄4年(1595)9月「吉野金峯山寺寺僧中」に1013石余の朱印地を与えた。うち159石余は小路村(現在の下市町域)で、853石余は吉野山で与えられた。しかし、造営領500石をめぐり争いが絶えなかったので、徳川家光は、慶安元年(1648)7月朱印状を発給して修理領213石余、学頭領300石、寺僧満堂配当領500石と定めた。図中には、蔵王領・社僧領・祢宜領・満堂領などと記入され、道・川・山・田・畑・領地の境を色分けして示し、吉野山一帯の土地利用状況や寺内の領地配分が一望できる。本図は、寺僧中の名で「吉野山蔵王領并寺僧・満堂・社僧・祢宜領境大略如此御座候」「委者御検地帳面ニ頭書有之候故無紛収納仕候、以上」と記しているので、領地の境界を明確にするのが目的であったことが分かる。金峯山寺領は、蔵王堂のほか、勝手宮(勝手神社)・木守宮(吉野水分神社)の社僧・祢宜領も含まれ、入り組んでいる領地の境目争いに関わって作成したものであろう。
注記
色調: 彩色
請求記号
T-1-57
資料ID
556006993
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図