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2023-09-29
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アイテム情報
絵図名
打墨縄大和國之部
絵図名ヨミ
ウツスミナワ ヤマトノクニ ノ ブ
絵図別名
打墨縄大和国之部
著者
北浦, 定政(1817-1871)
松川, 半山
刊年
1848
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
嘉永1[1848]
形状
1帖 : 33×132cm (折りたたみ33×8cm)
解題・関連資料等
北浦定政が嘉永元年(1848)に刊行した陵墓研究の著述。 折本木版墨刷で、奥付に「霊亀亭蔵板」とあり、題簽には「山陵之書」とあったが今は剥がれている。 序文には「拝陵順次セン人ノタツキ(方便)ニ」とあるように山陵巡拝の案内として板行。 大和国内の31の陵墓について地図でその所在を示し、後半で各御陵の比定場所を考証している。 これは、蒲生君平の「山陵志」に補正を加えた大和国内の陵墓の研究で、延喜式をもとに現地踏査・地名の調査などから陵墓の比定したもの。 この後、安政2年(1855)奈良奉行が大和の陵墓を調査したときは、御頼考証方として参加。 文久2年(1862)幕府は山陵奉行を置き、山陵修補を企図し、藤堂藩は領内にある光仁・春日宮・崇道3天皇陵の修補を担当。 定政は藤堂藩士に取り立てられ、御陵取調御用掛としてこれに当たっている。 地図には「浪華画工松川半山図」という銘が入っていおり、絵師の松川半山の図であることが分かる。 定政は条里・宮址の研究家としても知られ、平城京については、「平城宮大内裏跡坪割之図」に集約される研究があり、 平城京研究の起点に立つ人物である(奈良国立文化財研究所編『平城旧跡保存の先覚者たち』、 同研究所史料第45冊『
北浦定政関係資料
』)。
注記
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
自序末に「…右蒲生氏ノ山陵志ニイサヽカ愚考モ加ヘテ拝陵順次セン人ノタツキニト嘉永元年戊申六月記 大和国人北浦定政」とあり
地図左下に「浪華画工/松川半山图」とあり
蔵版記「霊亀亭藏板」
色調: モノクロ
折本
請求記号
T-1-51
資料ID
556006987
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
古地図・地図