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2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1894
出版者
松本弘道
出版地
[奈良]
出版日付
明治27[1894]
絵図名
神武天皇御陵真影
形状
1舗 : 37×52cm
内容注記
明治27年に松本貢弘道の著作兼印刷発行になる神武陵図。神武陵は、文久3年(1863)「みさんざい」と称する現在の地に治定され、7ケ月の期間と1万5000両余を投じ、水濠・土塁・木柵などで陵墓の区域を確定した。この後、毎年3月11日(明治5年から4月3日)が祭日となり勅使参向が恒例となる。明治10年2月11日には明治天皇の参拝があり、明治13年周囲に石柵を新築。同15年3月15日から表門を開けて中門まで一般の参拝が許される。同31年に盛土が加えられ、径33m、高さ2,3mとなる。本図は明治27年頃の神武陵の景観を示しており、左上に「畝傍山」、左下に「天香久山」、右下に「耳無山」を配置し、右上に神武天皇陵の由緒を書き、陵墓の規模を「東西九十七間、南北百二十二間、周囲石柵四百三十八間、南面東表」と記す。入口には門があり、周りには正方形に石垣と柵と植え込みがある。門の前の家は勅使参向の時使われる「勅使館」である。左下には、「太祖教会」の朱印が捺されており、「太祖教会所」が神武陵の東北に描かれている。この太祖教会は、明治22年に認可された神武天皇の神霊を「奉崇」する畝傍橿原教会本院である(高木博志「近代における神話的古代の創造」『
文化財と近代日本
』所収)。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-1-50
資料ID
556006986
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
陵墓