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2023-12-05
07:44 集計
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アイテム情報
絵図名
和州石光寺染寺由来
絵図名ヨミ
ワシュウ セッコウジ ソメデラ ユライ
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[江戸期]
形状
1枚 ; 28×41cm
解題・関連資料等
木版墨刷りの石光寺染寺由緒書。石光寺は、當麻町の染野集落西北端に所在。本尊は弥勒菩薩。 鎌倉時代の末に書かれた「元亨釈書」によれば、石光寺の縁起は天智天皇の時代に始まっている。 光を放つ石があったので、それに弥勒菩薩を彫刻し、これを本尊として寺ができたという。また、染井が近くにあるので染寺と呼ばれたという。 その後の本堂などは元弘3年(1333)に再建したといい、寛永年中(1624~44)の書上によれば、本堂・阿弥陀堂・染井堂・庫裡などがあったように記されているが、 今の建物はすべて文化年中(1804~18)に中興聖阿によって新しく建てられたものである (『
當麻町史
』)。 「和州石光寺染寺由来」は、紙面の半分以上が由緒書にあてられている。 挿絵は、当麻寺にいた中将姫が浄土の大曼陀羅を感得し、それを織り上げるため、蓮糸を五色の糸に洗い染めているところと、桜の枝に蓮糸を掛けているところである。 「和州石光寺染寺由来」の字体は、由緒書本文の字体と異なるため、後から付けた題字と見られる。本文の字体や文章は江戸期のものであろう。 聖阿が文化年中に石光寺を復興するためにこうしたチラシを頒布したのかもしれない。
[関連資料]
師錬撰 「元亨釈書」, 30巻
注記
由緒書あり
色調: モノクロ
請求記号
T-1-45
資料ID
556006981
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院