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2023-01-30
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アイテム情報
刊年
1880
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
明治13[1880]
絵図名
長谷名所一覧之図
形状
1枚 ; 37.7×50cm
内容注記
明治13年に有城栄二郎が松川半山の画で出版した多色刷の長谷寺境内図。長谷寺は、西国観音霊場第8番の札所で、平安時代には、貴族の長谷詣が行われるようになり、 室町時代になると庶民の長谷詣が盛んになった。由緒書には、本尊の十一面観音像が聖武天皇の治世に徳道上人によって「彫刻」されたことを述べる。 主な建物の名称は黄や赤で枠取りして記入し、建物は一見して瓦葺・檜皮葺・藁葺の屋根が識別できる。本堂の再建には、徳川家光から2万両の造営費が出され、 奉行中坊時祐、大工中井大和守によって施工、慶安3年(1650)竣工した。鐘楼・登廊・楼門も同時に落慶。図中の登廊の中ほど右側に「廊下ノ左右牡丹多シ」と記す。 これは元禄13年頃に植えられたもので、春は牡丹の名所として訪れる人も多い。與喜天満宮の大鳥居から東には藁屋根の民家が並び、街道には、多くの人々が往来しており、 人力車の姿も8台見える。明治9年3月雷火により三重塔は焼失しているが本図には焼失以前の姿を描く。半山は大阪の絵師で精密な版下画で、風景画を描いて名声を得た (『
日本古典文学大辞典
』 『
国書人名辞典
』)。 明治15年に65才で亡くなっているので最晩年の画に属する。
注記
構成注記: 由緒書あり
色調: 彩色
請求記号
T-1-44
資料ID
556006980
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所