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2022-08-08
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アイテム情報
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
明治31年-同40年[1898-1907]
絵図名
大和国信貴山朝護孫子寺境内之図
形状
1舗 : 34×47cm
内容注記
信貴山朝護孫子寺は、信貴山東南中腹に位置する。一般には信貴山寺、信貴の毘沙門さんとよばれる。広大な境内には、舞台造の本堂・多宝塔などの堂宇や千手院・成福院・玉蔵院・宝寿院・光明院の塔頭が描かれている。本図には「大阪田村豊盛堂石版部印行」と記しているが、石版は精細に描けるので明治20年代以降の寺社の境内絵図にも使用される。左下には、大阪・京都・名古屋・奈良等から信貴山参詣の鉄道線路図が載せられている。これによれば信貴山へは、八尾で下車して「七十丁」歩くか、王寺で下車して「二十八丁」歩くかの二つのルートがあった。鉄道線路の内、京都~奈良は明治29年に開通して奈良鉄道が営業、一方、名古屋~亀山経由の奈良行きは、関西鉄道が同31年4月加茂~大仏駅、翌32年には奈良駅まで開通させた。しかし、明治37年12月奈良鉄道を合併した関西鉄道が、翌39年8月に大仏鉄道の廃止を決定し、同40年から加茂から木津経由奈良までの列車を走らせている(『
日本鉄道史
』)。したがって、図中の鉄道線路図は、明治31年4月から同40年8月のもので、本図作成は、明治30年代と見られる。
注記
構成注記: 「略縁起」あり.「信貴山参詣鉄道路線図」あり.題簽「大和信貴山境内全図」
色調: モノクロ
請求記号
T-1-41
資料ID
556006977
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院