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2023-12-05
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アイテム情報
絵図名
大和國豊山長谷寺眞圖
絵図名ヨミ
ヤマトノクニ ブザン ハセデラ シンズ
絵図別名
大和国豊山長谷寺真図
著者
吉川, 宗太郎
刊年
1880
出版者
吉川宗太郎
出版地
大和国式上郡
出版日付
明治13[1880].12
形状
1枚 ; 25×33cm
解題・関連資料等
明治13年に京都銅版師石田有年(雨麥亭)の製版で、吉川宗太郎が編集・出版した長谷寺境内図。長谷寺は、初瀬川の北岸、初瀬山(548m)の山腹に位置する。 本尊十一面観音。西国観音霊場第八番の札所。創建は、川原寺の僧道明が天武天皇の病気平癒を祈るために祀ったものと考えられている。 聖武天皇の頃に十一面観音像を祀る仏堂ができたといわれ、 「
長谷寺霊験記
」には十一面観音の霊験譚が伝わる。 平安時代貴族の間に観音信仰がおこり長谷寺詣が流行し、女性の参詣も多く見られた。 室町時代には、伊勢参宮の道筋にある長谷寺の観音も伊勢の天照大神の本地仏とされ、庶民の長谷詣が盛んになる。 長谷寺は創建以来10回の火災にあい、図中に見える建造物はほとんど江戸時代以降のもの。 しかし、「本堂十三間四面」「廊下九十九間」とあるように、懸崖造の舞台をもつ巨大な本堂や、仁王門から本堂までの長い廊下(登廊)など建築上著名なものが多い。 図中の建物のうち三重塔は、明治9年(1876)3月に雷火で焼失しているので、明治9年以前の版を模刻したのであろう。 同じ年に
錦絵版
も出版されているが、銅版の寺社境内図としては、比較的早い。
初瀬山之圖
[T-1-54]
長谷名所一覧之圗
[明治13[1880].3] [T-1-44]
大和國豊山長谷寺眞圗
[明治13[1880].12] [T-1-39]
注記
賜進歩賞牌京都銅版師石田雨麦亭鐫之とあり
モノクロ
請求記号
T-1-39
資料ID
556006975
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院