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459
件
(
2023-12-02
08:04 集計
)
アイテム情報
絵図名
和州内山永久寺之圖
絵図名ヨミ
ワシュウ ウチヤマ エイキュウジ ノ ズ
絵図別名
和州内山永久寺之図
著者
堀田, 連山
刊年
1---
出版者
寧楽趣味の會
出版地
奈良
出版日付
[明治頃]
形状
1枚 ; 38×56cm
解題・関連資料等
堀田里席の画になる永久寺蔵板の永久寺境内図。里席は、江戸後期の絵師堀田連山のことであろう (『
国書人名辞典
』)。 永久寺は、永久年間(1113~18)に鳥羽院の勅願によって創建。境内の三方が山に囲まれていたので、内山寺ともいう。 興福寺の大乗院二代院主頼実の隠居所として発足し、次の大乗院主の尋範によって拡大され、その偉容を誇っていた。 図中には寺領1000石とあるが、正確には近世に寺領971石を安堵。上乗院が寺主となって興福寺を離れ、真言宗寺院として独立。 上街道から西門まで2kmの参詣道には石畳を敷設し、寛文年間(1660年代)には52の堂宇があり、大和の日光とまでいわれた。 しかし、慶応4年(1868)3月、神仏分離令で永久寺の僧が還俗して石上神宮の新神司になったため、 明治7年3月に廃寺となり、翌8年に伽藍が競売された。 五町四方(約25ha)の境内地は水田や山林に変わり、浄土式回遊庭園の前池だけが残る。 本図は東を上にし、西門・北門・東門・南門の4つの門を描き境内の堂舎を画面におさめる。 寛政3年の『
大和名所図会
』 より前池が小さく描かれていて、境内の全景がよくわかる。 明治以後版木は鈴木富二郎の所蔵になり、所蔵者の許可を得て寧楽趣味の会が後刷したもの。
注記
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
刊記「版木所蔵者 奈良縣山辺郡丹波市町木堂 鈴木[富]二郎氏/印刷発行者 奈良市東向中町 寧楽趣味の會」
図の左下に「堀田里席冩」とあり
図の右下に「永久寺藏板」とあり
刊記の上に「(印「寧樂趣味之會」)/(青印「163」)/ [以下略] 」とあり
内容: 内山永久寺境内図。上方に縁起・近衛應山公の和歌・沢菴和尚詩を記す
色調: モノクロ
請求記号
T-1-35
資料ID
556006971
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院