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2023-12-05
07:25 集計
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アイテム情報
絵図名
和州内山永久寺之圖
絵図名ヨミ
ワシュウ ウチヤマ エイキュウジ ノ ズ
絵図別名
和州内山永久寺之図
著者
堀田, 連山
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[明治頃]
形状
1枚 ; 38×54cm
解題・関連資料等
堀田里席の画になる永久寺蔵板の永久寺境内図。里席は、江戸後期の絵師堀田連山のことであろう (『
国書人名辞典
』)。 永久寺は、永久年間(1113~18)に鳥羽院の勅願によって創建。境内の三方が山に囲まれていたので、内山永久寺や内山寺ともいう。 興福寺の大乗院二代院主頼実の隠居所として発足し、次の大乗院主の尋範によって拡大され、その偉容を誇っていた。 本図には寺領1000石とあるが、正確には近世に寺領971石を安堵され、上乗院が寺主となって興福寺を離れ、真言宗寺院として独立。 上街道から西門まで2kmの参詣道には石畳を敷設し、寛文年間(1660年代)には52の堂宇があり、大和の日光とまでいわれる名刹であった。 しかし、慶応4年(1868)3月、神仏分離令が出されると、永久寺の僧は還俗して石上神宮の新神司になったため、 明治7年(1874)3月に廃寺となり、翌8年に伽藍の競売が行われた。 五町四方(約25ha)の境内地は現在は水田や山林に変わり、浄土式回遊庭園の前池だけが残っている。 本図は東を上にし、西門・北門・東門・南門の4つの門を描き境内の堂舎を画面におさめている。 寛政3年の『
大和名所図会
』 より前池が小さく描かれていて、永久寺境内の全景がよくわかる。
注記
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
内題「和州 内山永久寺之圖」(「和/州」は角書)
内題下に「宗旨真言・寺領千石」とあり
図の左下に「堀田里席冩」とあり
図の右下に「永久寺藏板」とあり
内容: 内山永久寺境内図。上方に縁起・近衛應山公の和歌・沢菴和尚詩を記す
色調: モノクロ
請求記号
T-1-34
資料ID
556006970
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院