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2023-12-05
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アイテム情報
絵図名
東大寺鐘[図]|トウダイジ カネ ズ
刊年
1822
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
文政5[1822]
形状
1枚 ; 28×41.5cm
解題・関連資料等
本図は「東大寺鐘」を称揚したちらしで、「天平勝宝四年より文政五年まで千七十九年ニ成」とあるので、文政5年(1822)のものであることがわかる。版元は「南阡堂」であるらしいが、詳しいことは不明。鐘楼は大仏殿東方の高台にあり、鋳造された鐘は天平勝宝4年4月8日に天皇が行幸して懸けられた。巨大な梵鐘だけに、当初からこの丘の上で鋳造されたものらしい。現在の鐘堂は建永元年(1206)から建保3年(1215)の間に大仏様式を加えて創建。巨鐘をつるのにふさわしく、後世の鐘堂の範となっている。この大鐘は余韻の長いこと、すなわち振幅が長遠で音声が低いことで有名で、室町時代には南都八景の一つにもなり、世人にも親しまれてきた。鐘楼の立面図を載せ、鐘楼の大きさと由緒、それにこの鐘を詠んだ「奈良八景詩歌」を掲げ、「此鐘の声を聞時ハ無重の罪をのがれ二世の安楽疑ひなきもの也」という鐘の音の功徳を述べている。立面図の左には「初夜と後夜とには百八ツつゝつきて十里四方ニひゞくなり」と記し、鐘の音が広く40キロメートル四方に響きわたるという。
注記
奈良八景詩歌記す
版元「南阡堂」とあり
請求記号
T-1-28
資料ID
556006964
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院