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2023-12-05
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アイテム情報
絵図名
南都東大寺境内眞圖
絵図名ヨミ
ナント トウダイジ ケイダイ シンズ
絵図別名
南都東大寺境内真図
著者
霙雲斎霞峰
刊年
1892
出版者
清水熊太郎
出版地
大阪
出版日付
明治25[1892].1
形状
1枚 ; 18×54cm
解題・関連資料等
明治25年発行の霙雲斎霞峰の画になる銅版画の東大寺境内図。著作兼印刷并発行者は清水熊太郎で、「勧精社銅版謹製」「東大寺蔵板」とある。英語のタイトルも付けるなど、時代の二ーズにも敏感に対応。大仏殿を中心にその北西の転害門、北の正倉院や知足院、西の戒壇院、東の二月堂、南の南大門を南西から鳥瞰したもので、東大寺の東の背景には、若草山・天地院山や北西の笠置山を入れている。また、図中には「大仏尊及其他付属測量ノ大概」を記す。明治のはじめには大仏殿の屋根がくずれ、軒がかたむき、大修理が必要となってきた。本図ができた明治25年には、大仏殿営繕費下賜願を差し出し、国から約半分の助成金が与えられている(平岡定海著『東大寺』)。東大寺でも勧進に力を入れていたから、その一環として作成された境内図であろう。これによると、当時は寺務所が大仏殿と正倉院の間にあった。大仏池は円形で描いており、江戸時代の奈良町絵図の池の形と異なる。明治20年代の東大寺周辺の景観を示す資料として貴重。
注記
東大寺蔵版
勧精社銅版謹製
「略縁起」「大佛尊及ビ其他付属測量ノ大概」あり
モノクロ
請求記号
T-1-27
資料ID
556006963
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院