奈良県立図書情報館 まほろばライブラリー検索
検索トップ
図書情報館
このアイテムのアクセス数:
1,379
件
(
2022-08-08
17:01 集計
)
閲覧可能ファイル
翻刻を表示
アイテム情報
刊年
1891
出版者
清水熊太郎
出版地
[出版地不明]
出版日付
明治24[1891]
絵図名
大和国生駒山寶山寺境内真図
絵図別名
題簽「大和生駒山宝山寺境内之図」
形状
1舗 ; 36×47cm
内容注記
明治24年発行の霙雲斎霞峯の画になる宝山寺の境内図。題簽に「大和生駒山宝山寺境内之図」、内題に「大和国生駒山宝山寺境内真図」と記す。編集・出版人は清水熊太郎で、勧精社銅石版部製作。英語のタイトルも付け、時代の二ーズにも敏感に対応。宝山寺は真言律宗で生駒山の東側中腹に所在。延宝6年(1678)宝山湛海の開山、本尊は湛海自作の不動明王。本尊よりも「聖天さん」とよぶ大聖歓喜自在天の信仰が強い。もとは瘤状突起や洞穴に見られる巨石信仰ないし陰陽を象徴したものに対する信仰の場で、生駒山地が古く葛城修験の行場であった。天和2年(1682)には般若窟に弥勒菩薩を祀り、貞享3年(1686)に聖天堂、続いて同5年には一山の根本中堂である本堂が完成している。図中の「天堂」(=聖天堂)は明治8年、拝殿は同10年落成、洋風建築の獅子閣(国重文)は同17年完成したもの(『
生駒山宝山寺と湛海律師
』)。片町鉄道が開通した明治28年以後、大坂方面よりの宝山寺詣が増加するが、略縁起には、「役の小角が遺跡般若窟の霊地にして大聖歓喜天の利益普く世人の知る所霊験日々にいちじるしく昼夜詣人絶る閑なし」と記し、多くの参詣者でにぎわっていた。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-1-26
資料ID
556006962
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院