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2021-01-28
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アイテム情報
刊年
1842
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
天保13[1842]
絵図名
南都大仏殿遠矢之図
形状
1枚 ; 29×44cm
内容注記
この図は大仏殿の西回廊で行なわれた遠矢の催しを描いたものである。回廊沿いの北に射者、南の端に矢が刺さった的が見える。幟や纏が立ち、矢来の後ろには見物人の頭が描かれている。特別観覧席は射者の横の一画と南の的のそばに見える。右上には、「紀州応心斎高木尚三郎門人 内藤丹波守殿内 安藤早太郎」「天保十三寅年四月廿日酉より翌廿一日未半剋迄」とある。これによれば、東大寺の西回廊の北の端から南の端までのおよそ100mの間を射たのは安藤早太郎という武芸者であった。恐らくこの図は遠矢の催しを予告するちらしとして刷られたものであろう。催しは午後6時頃(酉刻)から始まるので南と北に篝火が描かれている。世間では京都三十三間堂の通し矢が有名であるが、大仏殿西回廊でもたびたび遠矢に挑む者があり、柱などに今もその痕跡を止めている。同じ図が絵図屋の子孫の筒井家に所蔵されているので、大仏前で店を構えていた絵図屋庄八の板行と見られる(『
奈良市史
』通史3)。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-1-20
資料ID
556006956
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院