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2023-12-01
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アイテム情報
絵図名
官幣吉野宮之全圖
絵図名ヨミ
カンペイ ヨシノグウ ノ ゼンズ
絵図別名
官幣吉野宮之全図
著者
吉野宮社務所
刊年
1892
出版者
吉野宮社務所
出版地
[奈良]
出版日付
明治25[1892].9
形状
軸 ; 41×53cm
解題・関連資料等
吉野宮社務所が明治25年に編集・発行した吉野宮境内図。 印行は「玄々堂本店 松田敦朝」とあり、銅石版業者として著名な玄々堂松田緑山である (西村貞著『
日本銅版画志
』)。 吉野宮は、明治22(1889)年「官幣中社吉野宮」として創建。祭神は後醍醐天皇で吉野山の北部に鎮座する。社殿は同25年竣工している。 本図は吉野川対岸の上市村から吉野宮を眺めたもので、社殿竣工の記念として発行されたものであろう。 紙面の下には筏が浮かぶ吉野川、右上遠景に金剛山、その下に吉野宮本殿・拝殿・鳥居それに、摂社の御影・船岡・滝桜の各社と絵馬堂などの境内を描く。 左上には「金峯神社」「水分神社」、金剛山の右に「南朝皇居」「蔵王堂」「山口神社」など吉野山一帯の名所旧跡や一面桜が満開の風景を描く。 同社は、同34(1901)年に官幣大社となり、大正7(1918)年に吉野神宮と改称。 昭和7年(1932)の改築造営によって、現在の社殿に一新されている (『
吉野神宮誌
』、 『
吉野神宮の建築と歴史
』)。 本図は、誤描写した箇所や抽象的な描写があるが、官幣大社吉野宮見取図(吉野神宮蔵)とともに、明治創建時の吉野宮の社殿配置を示す絵図として貴重である (『
吉野神宮の建築と歴史
』)。
注記
東京玄々堂本店松田敦朝印行
モノクロ
請求記号
T-1-4
資料ID
556006940
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
神社