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2023-09-24
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アイテム情報
絵図名
春日神社境内図
絵図名ヨミ
カスガジンジャ ケイダイズ
刊年
1---
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[江戸期]
形状
軸 ; 150×178cm
解題・関連資料等
本図は東を上にして表装された縦150cm横178cmの春日神社境内絵図である。山や境内の森、建物は、墨筆で描き、吉城川と若草山は淡青色の色彩が施されている。社家・祢宜屋敷などを除く各社殿・坊舎は立体的に描かれ、建物の名称・桁行・梁行・高さ、屋根の別(瓦・柿・桧皮)を細字で記入している。一方、高畑の春日社家祢宜居屋敷を実際の位置よりも北に描いて本図に取り入れている。本館蔵の
興福寺境内図(甲)
とは連続する図柄であるが、北を上にして表装され別幅に仕立てられている。本図には今の公会堂付近に四恩院があり、車舎(くるまやどり)の北方には一乗院門跡や大乗院門跡の祈祷所や経蔵・道場をもつ安居屋・本談義屋・東新談義屋・北新談義屋・南新談義屋・西新談義屋などの興福寺僧の夏安居の施設や祈祷所がある。本談義屋・東新談義屋・北新談義屋・南新談義屋は朱線で囲み、寛政3年(1791)9月の焼失が朱書され、四恩院では、十三重塔・道場を朱線で囲み、明和4年(1767)月の焼失が朱書されている。現在の直会殿は法華八講が行われた八講屋で、回廊内東の方に神宮寺殿があり、神仏混淆であった江戸後期の春日社の景観を示している。なお、春日大社、興福寺、天理大学にも同種の境内図がある。
注記
彩色
請求記号
T-1-1
資料ID
556006937
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
神社