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2023-12-05
08:43 集計
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アイテム情報
絵図名
和州石光寺染寺縁起
絵図名ヨミ
ワシュウ セッコウジ ソメデラ エンギ
刊年
18--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[江戸期]
形状
1枚 ; 27.2×40.6cm
解題・関連資料等
「和州石光寺染寺縁起」の題字がある木版墨刷りの石光寺染寺由緒書。 欠年だが、字体や文章から江戸期とみられる。石光寺は、當麻町の染野集落西北端に所在。 本尊は弥勒菩薩。鎌倉時代の末に書かれた「元亨釈書」によれば、石光寺の縁起は天智天皇の時代に始まっている。 光を放つ石があったので、それに弥勒菩薩を彫刻し、これを本尊として寺ができたといい、染井が近くにあるので染寺と呼ばれたという。 その後の本堂などは元弘3年(1333)に再建したといい、寛永年中(1624~44)の書上によれば、本堂・阿弥陀堂・染井堂・庫裡などがあったと記されているが、 今の建物はすべて文化年中(1804~18)に中興聖阿によって建てられたものである (『
當麻町史
』。 同様のものに「
和州石光寺染寺由来
」(当館所蔵)があり、 これには挿絵があるが、これには挿絵はなく、石光寺の由緒書だけを記す。 染寺のいわれについては、中将姫が大曼荼羅を織り上げようと「此地の井水にて蓮糸をそめ給ふに…一色の水にて五色の糸をそめなせり、 これによりて其後此井を染の井、寺を染寺としもよびならハせり」と記す。 聖阿が文化年中に石光寺を復興するためにこうしたチラシを頒布したのかもしれない。
[関連資料]
師錬撰 「元亨釈書」, 30巻
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-3-187
資料ID
556006744
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院