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2023-09-25
21:21 集計
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アイテム情報
絵図名
吉野山勝景絵圖
絵図名ヨミ
ヨシノヤマ ショウケイ エズ
絵図別名
吉野山勝景絵図
刊年
19--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[昭和期]
形状
1枚 ; 36.8×50cm
解題・関連資料等
吉野山麓飯貝の里、田螺庵松本本店の記入がある吉野山名所絵図のちらし。図中の景観は神仏分離以前の吉野山を示す。発行は、田螺庵の「電話吉野二○○六番」とあるのが参考になる。飯貝の北端は吉野川が西流し、対岸の上市村との間に橋ができるまで「桜の渡し」で結ばれ、芋ヶ峠や竜在峠を越えてきた吉野、山上詣り客は、この渡しで飯貝村につき、吉野山に登った。吉野山は大峰山脈の北端に位置し、最高峰の青根ケ峰から北西にのびる尾根をいう。吉野山から山上ケ岳までの峰続きに建立された修験寺院を総称して金峯山寺といい、中世には吉野山に蔵王堂を中心に百数十ケ寺、山上にも本堂を中心に三六坊を数え、修験道の根本道場であった。神仏分離令で金峯山寺は廃寺になり、本堂と数ケ寺の塔頭は神社名に変身して廃絶を免れた。その後修験道復帰の陳情で、明治19年(1886)天台宗修験派寺院として復活。本図は、吉野川の北岸から吉野山を鳥瞰した構図で、前景に吉野川を描き、一ノ坂から安禅寺近辺まで62町余の堂舎と名称を記入し、咲き乱れる桜の木々を描く。雲型は、青色・桃色・白色を用いる。図中には、吉水神社が吉水院とあり、明治初年に廃寺となる安禅寺の本堂や多宝塔がみえる。
注記
彩色
請求記号
T-3-191
資料ID
556006742
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所