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(
2023-12-08
17:37 集計
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アイテム情報
絵図名
大和宇陀郡神武天皇聖蹟圖繪
絵図名ヨミ
ヤマト ウダグン ジンムテンノウ セイセキ オンエズ
著者
吉田, 初三郎(1884-1955)
刊年
1938
出版者
津村重舎
出版地
東京
出版日付
昭和13[1938]
形状
1帖 ; 25.8×105cm
解題・関連資料等
昭和13年に津村重舎が発行した吉田初三郎著作の宇陀郡内の神武天皇聖蹟案内図。前貴族院議員津村重舎が、郷土宇陀郡の「聖蹟」をアピールするために製作を依頼。 昭和初期に社会運動が激しくなると、国体の擁護が叫ばれ「霊地」大和が強調され、神話に出てくる地名を探索する聖蹟顕彰運動が盛んになる。 神武東征の神話では、熊野から北上して宇陀にいたる山中で道に迷うが、八咫烏があらわれて一行を導く。そこが「菟田の穿村」、兄猾の策略を見抜いて討伐する所が 「菟田の血原」。続いて八十梟師と長髄彦を討つときに金の鵄があらわれて勝利する所が鵄邑。各地の土蜘蛛を破り大軍を結集する所が磐余となった。 こうして、神武天皇は畝傍橿原宮に即位し、皇祖天神を祭るため、鳥見山中に霊畤をたてた。これらの地名の本家争いが熾烈となったため、 政府は、昭和13年12月に神武天皇聖蹟調査委員会をつくり、翌年10月から「聖蹟」を決定 (鈴木良編「
奈良県の百年
」)。 この中に宇陀郡内では菟田高倉山と菟田穿邑がは入っているが、 本図にみえる鳥見山中霊畤は、磯城郡城島村・桜井町に決定され、図中の磐余邑も磯城郡桜井町・安倍村・香久山村に決まり、国見丘は決定なしがたきものとされている。
請求記号
T-3-188
資料ID
556006738
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
陵墓