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2023-12-01
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アイテム情報
絵図名
多武峯之圖
絵図名ヨミ
トウノミネ ノ ズ
絵図別名
多武峯之図
著者
速水, 春暁斎(-1823)
刊年
18--
出版者
[出版者不明]
出版地
[出版地不明]
出版日付
[江戸後期[18--]]
形状
1枚 ; 36.3×50cm
解題・関連資料等
速水春暁斎画による多武峯境内図。
春暁斎は明和4年(1767)京都の呉服商の家に生まれ、画を円山応挙に学んだらしい。寛政以後、「絵本(画本)読本」の領域で多くの作品を残す。 文政6年(1823)に57歳で没(『
日本古典文学大辞典
』)。
多武峯は多武峯寺といい、単に多武峯ともよぶ。藤原鎌足の遺骸を摂津国から移葬したことに始まり、多武峯妙楽寺として繁栄。 塔婆の信仰を中心とする妙楽寺と、木像を祀る聖霊院とが対立するようになったので、延長4年(926)に惣社が設けられ、談山権現の勅号が与えられた。 これ以降仏教的性格と神道的性格が混在。
構図は、寛政3年(1791)の『
大和名所圖會
』を踏襲し、 左上に御破裂山、その麓に多武峯の境内を描く。春暁斎の多武峯之図の原画は、明治のはじめに四方春翠の再画もある。 神仏分離令で仏教色を除き、明治2年(1869)6月30日に談山神社となる。
『
大和名所圖会
』の「本社」は 両図では「大職冠御神殿」とあり、十三重塔は、『
圖会
』には 「文珠」とあり、春暁斎の画には「十三層塔」、春翠の再画では「御神廟」と記す。 また、『
圖会
』にない「護摩堂」が春暁斎の画にあり、 春翠の再画では「祓殿」と記されている。
注記
モノクロ
請求記号
T-3-195
資料ID
556006737
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
神社