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件
(
2023-12-05
08:10 集計
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アイテム情報
絵図名
大和國生駒山寶山寺境内眞圖
絵図名ヨミ
ヤマトコク イコマヤマ ホウザンジ ケイダイ シンズ
絵図別名
大和国生駒山宝山寺境内真図
著者
霙雲斎, 霞峯
清水, 熊太郎
刊年
1891
出版者
清水熊太郎
出版地
大阪
出版日付
明治24[1891].4
形状
1枚 ; 38.2×55cm
解題・関連資料等
明治24年発行の霙雲斎霞峯の画になる「生駒山宝山寺蔵版」の宝山寺境内図。編集兼出版人は清水熊太郎で、勧精社銅石版部製作。 英語のタイトルも付けるなど、時代の二ーズにも敏感に対応している。 宝山寺は真言律宗で生駒山の東側中腹にある。延宝6年(1678)宝山湛海の開山、本尊は湛海自作の不動明王。本尊よりも「聖天さん」とよぶ大聖歓喜自在天の信仰が強い。 もとは瘤状突起や洞穴に見られる巨石信仰ないし陰陽を象徴したものに対する信仰の場で、生駒山地が古く葛城修験の行場であった。 天和2年(1682)には般若窟に弥勒菩薩を祀り、貞享3年(1686)に聖天堂、続いて同5年には一山の根本中堂である本堂が完成している。 図中の「天堂」(=聖天堂)明治8年、拝殿は同10年落成、洋風建築の獅子閣(国重文)は同17年完成したもの (『
生駒山宝山寺と湛海律師 : 文化と歴史
』)。 片町鉄道が開通した明治28年以後、大坂方面よりの宝山寺詣が増加するが、本図の略縁起には、 「役の小角が遺跡般若窟の霊地にして大聖歓喜天の利益普く世人の知る所霊験日々にいちじるしく昼夜詣人絶る閑なし」と記し、 すでに多くの参詣者でにぎわっていた様子を伝えている。
注記
色調: モノクロ
請求記号
T-3-193
資料ID
556006735
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
寺院